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2008年12月22日(月)更新

バリアフリー化

数年前から妻のご両親が年末年始を我が家で過ごしてくれている。

ご両親とも79歳。
義理の母は、今年に入りひざの手術を2度やりました。
右と左と。まだ通常の生活は厳しい。

そして我が家は階段が多い家です。
エレベーターを付ける訳にはいかないけれど、
少しは便利にできないものかと考えました。

そこで、階段2か所に2メートルの手すりを、
トイレにはタテ型の手すりを
玄関の上がり口にも持つタイプの手すりを付けました。

久々に日曜大工をして気持ちよかったー。
特にインパクトドライバーのドッドッドッドッドッとくる
感触がたまらない。

大工仕事は良い。

自分がやりたいことをイメージして
設計して材料を買い
自分で切ったり削ったり打ったりする。
だけど思った通りに行ったためしがない。

そこで考える。

一生懸命考える。

するとある瞬間にすごい発想が出る。
当初考えていたやり方ではないが、何とか目的は達成できる。
いやこの方が実は良かったかも、なんて思うこともある。

大工仕事をやると、100回中100回がそうだ!
勿論、今日もそう。
だから、上手くいかなくても慌てない。
考えれば必ず別の方法が見つかるからだ。

その瞬間が私は好きだ。

正に人生そのものである。
上手くいかなくても焦る必要なんてない。
寄り道した方が、人生2倍楽しめるというものだ。

そして今日は手すり1本の予定が調子に乗ってきて
トイレにまで付けてしまったという訳だ。

一つ作る度に妻に「おーい、できたぞー見に来てくれ!」
と言って、触ったりつかんだりしていた妻が
「これ結構便利ねえ~」

その通り、手すりが結構便利なのだ、我々にとっても。
誰のために作ったかわからん、というのが今日の笑えない
話でした。