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2010年08月18日(水)更新

塾生が会社を辞めました。

【岡崎塾関連】
先月のことですが、ある塾生が会社のことでとても悩んでいました。
その悩みはだんだん大きくなり
ある朝突然、布団から起きられなくなったそうです。
精神的なストレスが原因のようでした。

塾生に何かあればとことん付き合うと決めている私は、
京都まで彼に会いに行きました。

「で、今どういう状態だ!?」

「塾長、昨日退社届け出しました」

「・・・・・・」


会社を辞める理由の8割は人間関係と言われています。
彼の場合もそうでした。
そして彼が会社を辞めた理由は、これから社会人となる内定者
就活生にとって貴重な教訓となると感じましたので、個人名を
伏せて彼からのメールを紹介いたします。


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岡崎塾長に事情をお話しして、
改めて頭の中を整理して、
メーリスでお伝えしようと思ったことが
2つあります。

1つは、自身の内発的な人生の夢・目標・軸を、
出来るだけ早い段階で持っておくことの大切さです。

出来れば就活のときに、遅くても入社して1年以内までには、
固まっていないといけないと思いました。

例えば、●●さんのように「想いをカタチにする。」ことであったり、
「岡崎塾長のような●●も●●も自由に使える経営者になりたい。」とか。

なぜなら、忍耐力には自信のあった僕でさえも、
内発的な目標が描けなくなってしまったために、
外発的な要因(ストレス、理不尽な扱い、殺伐とした職場環境など)によって、
体が悲鳴をあげてしまったからです。

僕は、就活のときに家族のことが要因で地元就職を決意し、、
将来的には、「後身に学んだことを伝えられる人間にはなりたい。」、とは
思っていたものの、「与えられた場所でとにかくがむしゃらに頑張ります。」という
スタンスでした。やりたいことは、働いていくうちに見つかるだろうと・・・。

結果、見つかりませんでした。
というか、違和感ばかりの毎日でした。
失望の連続でした。
(モノを作る前に、人を作ると言っている●グループにもかかわらずです。)

会社は選べるとしても、配属先の職場環境までは入ってみるまで分かりませんし、
僕の会社のように転勤がなく、失敗が許されないというところもあると思います。
人間なので、個人個人によって合う、合わないもあると思います。
だからこそ、何があっても揺らがない「自分」というものを早いうちに
持っておかなくてはならないと思いました。

2つめは、後援者の大切さです。
今回、自分に一番近い家族、彼女、彼女の家族に事情を相談したのですが、
全員一致で「お前がこれから先に何回失敗しても、飯だけは食わせてやるわ。」
というスタンスでした。
これは、退職を決意する上で大きかったです。
これからの方が厳しいのは分かっていますが、
2年前に就活をしていたときよりも、全然不安がないのです。
1日に約100人の方が自殺してしまうような日本社会で、
少なくとも自分を最後まで支援してくれるスポンサーがいるんですから。

特に何をしたという訳でもないのですが、
少なくとも、身近な人たちを大切にすることを意識していて
良かったなと思いました。

今後は、現状に甘えることなく、
これから二の轍を踏まないように、
しっかり準備して、再び走りだそうと思います。

長々と駄文で失礼しました。
またイベント等で現状報告できればと思います。
それでは、失礼いたします。

>岡崎塾長
昨日は、休日のところ遠方よりありがとうございました。
今回の経験を特に就活生に伝えていけるように、
今後も精進していきたいと思います。

岡崎塾●期生 ●●●●

---------ここまで--------------------------------

塾生との人生の旅は続く



岡崎塾