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2008年05月29日(木)更新

岡崎塾3期生就活終了宣言・F君

昨日から始まった岡崎塾3期生の就活終了宣言第2弾です。

「就活の王道・岡崎塾8ヶ月間の成果・F君」(You Tube版)
youtube  福岡


<F君紹介>
早稲田大学5年、岡崎塾3期生、2009年大手玩具メーカーB社に入社予定。
入社後は情熱を燃やして仕事に取り組み、組織をまとめるマネージャーとして
成長することが目標。現在トレンド・プロ社でインターン生として爆走中。愛知県
出身、公務員か地元企業への就職を勧める親父を説得しての就活を無事終える。
大学時代は、ボクシング部に所属。右フックが得意。あだ名はフッキー。

<You Tubeコメントby塾長岡崎>
目つきが悪いのは、ボクシング部だから仕方がない。
でも笑うと人懐こさがにじみ出て人好きがするタイプである。

実は、彼は就職浪人生だ。

4年次は大手商社を受け全滅。
5年次は大手商社、金融、メーカーと総なめで内定取得。

この違いは何か? まずはYouTubeと「就活終了宣言」をご覧下さい。


「就活終了宣言」(テキスト)はこの続きから始まります


「就活終了宣言」

この度株式会社バンダイへの入社を正式に決定したことを報告いたします。

一昨年、大学3年生の2006年12月から就活をはじめて、
今年の4月の頭まで実に17ヶ月・・・・・・。
長い道のりでした。

ちょっと振りかえってみたいと思います。



【大学3年:冬】
2006年の終わり、
それまで部活でボクシングばかりだった自分も、
周りの友達が慌しくなってきたことで、
就活を意識しはじめる。
何をやっていいかわからないので、
とりあえず勧められた我○館の本(笑)などを読んでみる。
『早稲田+体育会ならどこか大手いけるだろ!』
などと考えていたこともあり、全然危機感なし。
まわりや、就職課の人からもそういわれ余計調子に乗る。
さらに部活が忙しく、単位がやばかったこともあり、
それほど就職活動せず。

【大学3年3月】
我○館流ESで落ちることがほとんど無かった事もあり、
3月時点でまだ危機感なし。
中旬に1週間合宿に行き、30日に試合。
顔面にあざをつくって4月に突入する。
しかし・・・・・・

【大学4年4月】
面接で落ちる落ちる。一次面接が通らない。
4月1週目が終わった時点で持ち駒が半分以上減り、
ようやく真剣にやばいと気がつく。
だが時すでに遅し。
周りの友達が内定をもらい始めているのに
自分はまだ内定なし。
精神的に追い詰められて
眠れないし、食べれない。
5キロ痩せる。(このときの写真を見ると骸骨みたい・・・。)

【大学4年5月】
気まぐれに受けていた不動産の会社から
なんとか内定をもらうも、納得できず就活を続ける。
街からリクルートスーツが減っていく中での
就活は尋常でなく辛かった。周りの目が怖い。
就職課に相談しても明らかに応対が以前と違う。
憐れみを含んだような眼で諭してくる。
お前こないだは全然大丈夫って言ってたじゃねーか
ぶっ殺すぞこの野郎。
という感じに心がすさむ。
また、この時期、某人材会社が主催する
マッチングイベントに参加するも、
他の参加者の学生のレベルの低さにびびる。
そしてそこに彼らと同じように並び、評価されている自分に絶望する。
落ちるとこまで落ちたと思った。
これまでの自分を一番否定していた時期。
親に現状を電話で報告している時、申し訳なさのあまり涙が出た・・・

【大学4年6月】
最後の希望だった企業に最終面接で落とされ、
就職留年することを決意する。

【大学4年夏】
春の試合を終え、
部活の代替わりを迎える。
後輩に練習の指揮を譲ったことで、
比較的自由に時間を使えるようになったので、
海外旅行をしたり、インターンシップや学生団体に参加する。
今まで部活の練習場に引きこもっていた分、
いろんな出会いや経験が楽しすぎた。
しかし就職留年への強い不安は消えず、
また、まわりの激しい反対に遭い、苦しむ。
この時期に、ネットで偶然岡崎塾のことを知る。
ホームページの
『就職がゴールではない』
という言葉に惹かれて、会社を訪れるが、
そこで岡崎社長が、就職留年という選択に対して、
『君にはそれが必要だったんだ』
と言ってくれたことに感激し、
入塾を即決する。

【大学4年秋】
ボクシング早慶戦。
自分の最後の試合を
岡崎塾の皆さんや友人、
そして父親が見に来てくれ、とてもうれしかった。
しかしそこで勝てなかった事で、わだかまりが残る。
プロになるとか言いだす。
就活2週目に突入し、
とりあえず外資系をうけてフルボッコにされる(笑)

【大学4年冬】
部活への思いに変化が現れる。
それまでの自分は、
後輩の全日本チャンピオンと比較し、
結果を出せていない自分には、
ボクシングのことを偉そうに語る資格はないと思っていた。
でも大学時代ボクシングしかやってきていないから、
常に後ろめたさを感じながらその経験を人に話してきた。
しかし、部活を引退し、
いろいろな人から、4年間体育会でやってきたことを評価してもらえたこと、
なにより同期や後輩から『お前はほんとに頑張ってたよな』
と言ってもらえたことで、次第に自分のボクシング経験に強く
自信が持てるようになる。
こうして、自己PRが完成した。

【大学4年1月】
自己PRはゆるぎないものになったものの、
自分の軸がいまだ分からない。
岡崎塾3期生の同期である井上君、瀬川君、有宗君・・・
彼らが続々と軸を見つけていく中で、焦る。
それを見つけるためにトレンドプロでインターンを始める。
直接それにはつながらなかったものの(笑)、
自分は周りに流されずに就活をしていく、と腹をくくることができた。


【大学4年2月】
この時期にベンチャー企業の株式会社プロダクトインの社長である
木村さんと出会う。
木村さんとの面談において、その人柄に惹かれ、
就職留年のことや、今まで隠していた部活での惨めな経験を残さず語ったが、
彼が『それを聞いてさらに君のことが好きになったよ』と言ってくれたことが、
その後『素の自分を出していく』上でのものすごく大きな自信になった。
そして、定例会で、みんなに率直に自分の思いを伝えようと努力するうち、
次第に『営業がやりたい』『自分を鍛えたい』といった自分の思いが見えてくる。
さらに、社会人である望月さん、大庭さんへのインタビューを通じて、
悩み、迷っている今の自分をも肯定できるようになる。
月末の商工中金のリクルーター面談を通じて、
『そのまま自分を伝えればそれでいい』という思いが確信に変わる。

【大学4年3月】
本格的に面接が始まる。
落ちない。
落ちる気がしない。
一つの面接が終わるごとに自分に自信がついていく。
この時期インターンの仕事が上手くいかず
落ち込んだこともあったが、
トレンドプロの社員さん、塾生の皆さんに支えられ、
常に前向きな気持ちで面接に望むことができた。
結果として、3月中の面接はほぼ無敗であった。
3月中に内定2つ獲得。

【大学5年4月】
そして2008年4月2日、バンダイに内定――――。



・・・。

こうして書き出してみると、
自分の2回目の就活は、
本当に周りの人の支えのおかげであったと、
改めて気付かされます。
そういう方々に出会えた自分は、
本当に幸運であったと思います。
この就活を通じてお世話になった方々に、心より感謝したい。

また、以前ある方に次のような言葉を頂きました。

「森でいちばん強いカシの木は、嵐から守られたり、
 日照から保護されている樹木ではない。
 開けた場所に立ちはだかり、風や雨をまともに受け、
 冬は雪の重みに耐え、夏の照りつける太陽にもめげず
 大きくなった木なのである」

一年目の就職活動で自分を否定され続けたこと。
多くの人に反対される中、不安と必死で戦ってきたこと。
それらを乗り越えて今笑顔でいられる幸せ。
2回就職活動をやって得られた経験の分だけ大きくなれるよう、
社会の中で『一番強いカシの木』になれるよう、
これからも努力し続けて生きたいと思います。

<岡崎塾 


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