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2008年05月28日(水)更新

岡崎塾3期生就活終了宣言 YouTubeデビュー

今日から公開できる範囲で、岡崎塾3期生の就活終了宣言を
発表したいと思います。

今年から各塾生の生の声をweb2.0的にYou Tubeで動画配信します。

トップバッターは、岡崎塾3期生リーダーK君です。

「就活の王道・岡崎塾8ヶ月間の成果・K君」(You Tube版)
youtube紅林

<K君紹介>
東京外国語大学5年、岡崎塾3期生、2009年大手飲料メーカーS社に入社予定。
入社後は営業で大活躍し、名門宣伝部に3年後に行くことが当面の目標。現在広告
漫画制作ベンチャー企業トレンド・プロ社でインターン生として爆走中。静岡県出身、
農家の3代目、実家の家業は継がず。
大学3年時に著書『外語大生が書いたやさしい中国株の教科書』出版経験あり。

<You Tubeコメントby塾長岡崎>
見た目の迫力は他を圧倒する。その見た目だが初対面では好感は持てなかった。
しかし早期に彼の温かさ、安定感、信頼性が伝わってきた。キーワードは「信頼」だ。
毎週の定例勉強会で私は彼を攻めた。毎週のように。彼にとっては辛かったと思う。
ある部分をいつも否定していたから。

就活においては前半、中盤と悩みつまづいた。
しかし私は何の心配もしていなかった。
良い結果が出る確信を持っていたからだ。
そして4月に入りにすぐに大金星を2つも取って、即座に就活終了となった。

You Tube動画は内容的にも次期就活生に興味深いものだ。
話のテンポも良く分かりやすい。
何より正直さが表に出ていて、視聴者としても信頼と共感を覚えるのでは。

まずは見てください。


「就活終了宣言」(テキスト)はこの続きから始まります



「就活終了宣言」岡崎塾3期生K君


この度来春から働く会社が決まりましたので、
「就活終了宣言」として、皆様に連絡差し上げたく存じます。

結論から申し上げますと、サントリーとキリンビールから内定を頂き、
サントリーへ入社することを決めました。

ご存知の方も多いと思いますが、私はずっと自分の「軸」というものがわからず、
そこに生来の移り気な気質もあいまって、志望業界が二転三転していました。

出版社から始まり、金融(損害保険)、
おもちゃメーカー、不動産ディベロッパー、などなど、
特に関連性があるともいえない業界を、行ったり来たりしていました。

就活のスタートラインにも立てず、悶々とした日々を過ごしていました。

3月の最後の週だったと思います。そんな状態に終止符を打とうと、
一週間考えに考えて志望業界と志望理由を固めました。

その結果は、志望業界は不動産ディベロッパー、
志望理由は「快適さというプラスのインパクトを世の中に与えたいと思ったから」
というものでした。

今までいろんな業界に目移りしていた理由も考え、自分なりに「これでいける!」
という手応えも感じていました。

しっかりと理論武装して望んだその週の定例会、結果は悲惨なものでした。

一週間かけて考えた志望業界、志望理由を一生懸命話しても、
「言っていることはわかるけど、腑に落ちない」
「あらかじめ設定しておいた企業へ向かって、後付で理由を考えている
感じがする」と言われてしまいました。

考えに考え抜いた結果だけに、相当ショックを受けました。

でも、それも今思えば当然かもしれません。
軸を「考えて」いたのですから。

私は、自分の軸を捜し求めるあまり、
他の人を納得させられる理由をなんとしても考え出そうとしていました。

本来軸とは、他社の評価とは無関係に、自分の中に確固として存在する
はずのものです。しかし、その軸を他人の評価をベースに作り出そうとして
いたのですから、本末転倒とはまさにこのことです。

その日の定例会の後、しばらくたって、私はそのことに気付きました。
そしてそれからは、私はむやみに軸について考えるのをやめました。

もちろん軸がなくてもよいと思ったわけではありません。

軸というのは、理屈をこねくり回して考え出すのではなく、
もっと自然な形で自分の中に存在するものだと気がついたのです。

そう思うようになってからは、自分の興味の有り無し、好き嫌いという
自然な感情をベースに志望業界を考えました。

最終的に食品メーカー4社、不動産ディベロッパー4社、おもちゃメーカー
1社に絞って就職活動を行いました。

そして、2つのことを心に誓って面接に臨みました。
それは「自分のことをうそ偽りなく話す」という岡崎塾で教えていただいた
基本と「どの会社に決まろうと、そこで全力を尽くす」という決意でした。

自分のことを正直に話すことで、
自分の向いていない企業は自然と不合格になりますし、
運良く内定を頂ければ、自分はその企業に少なからず適正があるはず
と考えました。

また、
「人間があることを決定するきっかけは、ほんのささいなことだ」と感じて
いたので、その決定に時間をかけすぎるよりは、
「どこに決まっても、入ってからそこで遮二無二がんばる」
という肚を決めるほうが大事だと思いました。

ある企業の最終面接でのことです。
当然ながら、志望動機を聞かれました。

私は自分が感じている気持ちを正直に話しました。

そこで話した志望理由は、あの日の定例会で話したものよりも、
ある種稚拙で、論理的には穴だらけなものでした。

そんな志望理由でしたので、
「そういうことなら他にも当てはまる企業はたくさんあるんじゃないか?」
というような厳しい突っ込みを何人かの役員さんから頂きました。

しかし、私は自信を持って、
「今私がお話した志望理由に合致する企業は、確かに他にもたくさんあります。
しかし、人間が何か決定を下す際のきっかけというものは
些細なもので良いのだと思います。
それよりも、その会社に入った後、
どれだけがんばる肚が決まっているかのほうが大切だと思います。」
と言うことができました。

そして結果的にその会社から内定をいただくことができました。

たとえ稚拙であろうと、人が腹の底から吐く言葉には、何かしらの力が
あるのでしょう。今まで言われ続けた「志望理由が響かない」ということを
払拭できたと思います。

そして、その会社がサントリーでした。

内定がひとつも無いときにでも、自分の気持ちを正直に話すことができたのは、
毎週顔を合わせる岡崎社長および岡崎塾の仲間達のおかげです。


もちろん不安になるときはたくさんあり、
「就活対策本に書いてあるようなかっこいい志望動機を
作ったほうがいいんじゃないか」と思うこともありました。

それでも毎週の定例会で頼りになる仲間達の顔を合わせるたびに
「大丈夫だ。このまま行こう」という気持ちになれました。

いくら確固たる軸があっても、すべての企業に内定する人は稀有です
ので、就活生ならば誰でも不合格を味わうことがあります。

周りをみていると、この不合格の不安と孤独感に押しつぶされ、
どつぼにはまってしまう人が多いようです。

私は定期的に岡崎塾の仲間からアドバイス・応援をもらうことで、
この不安を解消できていました。

おかげで最後まで自分の就活を貫くことができ、
結果として志望していた2社から内定をいただくことができました。

結果には大変満足しています。

そして、納得のいく就活のできた今、
満足感と同時に多くの人への感謝の気持ちを感じています。

岡崎社長やトレンド・プロの社員さんたち、岡崎塾の仲間達はもちろん
のこと、家族や友人、お話を伺った社会人の方々など、
本当に多くの人に自分は支えられているんだなということを再認識できました。

この感謝の気持ちは、これからずっと忘れずにいたいと思います。

就活も無事終わって、
ここからが本当のスタートです!!

私は残りの1年も、トレンド・プロで勉強させていただくことを決めました。

3年後にサントリー宣伝部で活躍することを当面の目標とし、
その目標に近付くために、日々精進していきます!!



 

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